広告
この記事では合格に向けて努力するためのガイドをご紹介します。8ステップの戦略を実践することで、何度でも挑戦していても失敗することなく、理想の結果を手に入れることができます!
自己紹介
こんにちはびちです。
システムエンジニアを10年以上やっています。
ようやく基本情報技術者試験に合格しました。
基本情報技術者試験とは
国家試験「情報処理技術者試験」の区分の一つです。
難易度はレベル2に該当します。
レベル1 | ITパスポート試験(情報処理技術者試験) |
レベル2 | 基本情報技術者試験 |
レベル3 | 応用情報技術者試験 |
レベル4 | データベーススペシャリスト試験 |
ネットワークスペシャリスト試験など |
なぜ3度も不合格だったか
結論:完全になめていた・・・
この一言につきます。
3回も落ちたので分析してみました。(遅)
これに当てはまる人がいたら要注意です。
資格に対する目標が不明確 | 昇格するためなど、資格をどう生かしていくかが見えていない。 |
---|---|
学習プランを立てない | 過去問題を反復回答していく事により合格すると信じていた。 |
アルゴリズム対策をしていない | 苦手意識が強くできればやりたくない分野だった。 |
強み弱みを理解していない | 得意分野で点数を稼ぐ事をしなかった。 |
午前に集中しすぎた | 午後は後回しにしていた結果、午後を学習する時間がなくなっていた。 |
合格への8つの強力な学習戦略
不合格の原因と対応が分かったので8つの戦略を立てました。
- 試験の目標を明確にする
- 学習のスケジュールを立てる
- 得意分野と不得意分野を確認する
- 教材を選ぶ
- 科目A(午前)免除試験を受ける
- アルゴリズム対策をする
- 学習グループを作る
- 定期的に復習をする
①試験の目標を明確にする
目標をはっきりさせることが大切です。努力する意図を強くすることができます。
一般的には大別して2つの目標があります。
資格証明
あなたの技術スキルが認められたことが証明されます。これは仕事探しやキャリアアップに役立つことです。
キャリアアップ
より高いポジションや給与アップのチャンスが増えます。
上記はあくまで例ですがこの資格を取るメリットを見つける事をオススメします。
この資格取得のメリットを明確にすることで、モチベーションアップにつながります。
自分にとってこの資格がどのようなメリットをもたらすか調べましょう。
例えば、私の場合は昇格対象になる条件としてこの資格が必要だったということもあります。
結果的にこの資格が必要でない場合やメリットが特にない場合は、別の資格を取得することも検討してみてください。
②学習のスケジュールを立てる
学習するためには毎日の確保された学習時間が大切です。これによって効率的な学習ができます。
科目A(午前)免除の修了試験は、6月、7月、12月、1月の4回開催されます。
試験日から考えてスケジュールを立てていくことが大切です。
講座の早割などを利用される場合は、6月と12月の試験日を目標にすることが望ましいです。
目安は試験日の3か月前から学習を開始することです。
スケジュールの大項目は以下の通りになります。
科目A(午前)試験学習
- 科目A(午前)免除修了試験を受験する場合
スクールのスケジュール通りに進捗する - 科目A(午前)免除なし
教材学習
過去問を解く
科目B(午後)試験学習
教材学習
過去問を解く
③得意分野と不得意分野を確認する
次に科目A(午前)・科目B(午後)・共通の対策として自分の得意・不得意分野を確認していきます。
弱点を改善することができ、効率的な学習を進めることができます。
講座に入っていれば講座の中で確認できるものもありますので活用してください。
ここでは基本情報技術者試験ドットコムを使って確認する方法を説明します。
基本情報技術者試験ドットコムの分析機能を利用して得意分野・不得意分野を見極めます。
- 基本情報技術者試験ドットコムのユーザ登録する。
- 科目A(午前)問題80~160問(2回分)をやる
注意点:得意分野・不得意分野 見きわめるため、カンで答えず分からない場合は未回答で進みます。 - 終ったら「学習履歴管理」から「学習履歴」を選択して確認する
画面が表示され、分類毎の正解率が分かります
この正解率で得意分野・不得意分野を見極めましょう。
分野単位で60%以下なら不得意、60%以上なら得意としてください。
得意・不得意分野が分かったところで午前・午後の対策をしていきます。
④教材を選ぶ
自分に合った教材を選択することで、学習効率を向上させることができます。
講座に入れば教材はあると思います。
その時はまず教材の説明が自分にとって分かりやすい内容か確認してください。
私がやってきた方法は
- 講座の説明を読む。
- 基本情報技術者試験ドットコムの解説を読む。
- 講座とは別の教材の説明を読む。
1種類の説明ですと自分の中に腹落ち出来ない内容の時が多々あります。
私は1つ別の教材を買いました。
⑤科目A(午前)免除試験を受ける
科目A(午前)試験免除は免除認定日から1年間が有効期間です。
試験までの3カ月間に科目B(午後)試験の学習に集中出来る事は大きいです。
試験当日も科目B(午後)試験のみなので負担が軽減します。
講座を受講してその後修了試験を受け、免除を取得すると言うのが一般的です。
- IPA認定講座を受講
早割りキャンペーンをしているところもあるので確認しておきましょう。 - 講座修了する
免除に必要な修了試験を受験するためには
講座を修了する事が前提条件となっています。受講終了にはある程度時間がかかりますので
早い時期に受講開始をおススメします。 - 修了試験に合格
科目A(午前)免除の修了試験は
6月、7月、12月、1月開催 - 新制度になっても年4回は変更ありません。
代表的な講座を説明します。
bizlearn | 私が受講したところです。 オンラインだけで学習可能。 分野単位でWEBで解説、まとめ動画という構成で 好きな分野から始める事ができる事が特徴。 |
資格の大原 | 老舗で最近オンライン校が始まったりと色々充実している。料金は高め。 |
TAC | 老舗だけあって学校プラスWEB講義はかなり充実している。その分料金は高い。 |
iTEC | 教科書中心の講座。WEB講義は教科書をなぞっているだけで少し内容が薄い印象。 資格教科書を出版している会社が行っているのでしかたがないのかもしれません WEBでのメリットがいまひとつ感じられないのが残念な点 |
独習ゼミ | 教科書中心の講座。翔泳社の書籍を中心に展開。近年はアプリなどでの学習も可能になってきている。 |
そのほか
科目A(午前)免除の修了試験が無いため上記のグループから外しました。
オンライン学習が可能な講座
スタディング・・スマホで学べるのでさらにスキマ時間を有効活用できます。
無料お試しが出来るので他と比較しながら決められます。
※科目A(午前)免除の修了試験はありません。
⑥アルゴリズム対策をする
科目B(午後)は全20問
内訳は以下の通りです。
アルゴリズムとプログラミング分野 16問
情報セキュリティ分野 4問
アルゴリズムが得意ですって人はあまり見かけたことがありません。
論理的思考の流れをプログラム処理の流れに直したものがアルゴリズムです。
理解する早道はプログラムをトレースしていく事しかありません。
値の動きを視覚化して覚えていくのが分かりやすいです。
プログラムを組める人は組んで動きを見たほうが効率的になります。
私は動きを見るために本を購入しました。(プログラム組むのめんどくさくってが本音)
購入特典でみる動画が分かりやすく、本の内容も初心者に分かりやすく、かみ砕いて説明してくれています。
また筆者はセキュリティ編も出しているので合わせてリンクを張っておきます。
科目A(午前)試験対策
合格に必要な正解率は60%ですが午前は既存問題+新規問題とまざるので
過去問などでは80%を目指しましょう。
- 得意分野・・・90%
- 不得意分野・・70%
ぐらいが理想です。
科目B(午後)試験対策
午後は過去問題は出題されません。
問題を読んで答えを導く方法を構築していきます。
先ほどの得意・不得意分野の中で得意分野の分野を選択して学習しましょう。
得意分野の過去問題を解いて自分なりの導き方をみつけましょう。
最近、基本情報技術者試験ドットコムで午後過去問が実装されたのでそちら解いてみるのも良いと思います。
プログラム言語選択について
以前は言語の選択がありましたが2023年4月より擬似言語での出題になります。
数理・データサイエンス・AIなどの分野を題材としたプログラムも出題範囲のようなので
将来性を兼ね備えた「Python」を学習がおススメです。
アルゴリズムの動作確認にも使えるので一石二鳥です。
教材は「Pythonエンジニア認定試験」で出題される「Pythonチュートリアル」がおススメです。
Googleアカウントがあれれば以下のサイトで実行確認ができます。
https://colab.research.google.com/notebooks/intro.ipynb?hl=ja
⑦学習グループを作る
同じ目標を持つ人々が集まって学習することで、学習効率が向上し、モチベーションも高まります。
講座によっては専用SNSを運用しているところもあります。
合格するという共通の目標があるので仲間を作りやすい環境です。
仲間と学習することで、自分自身の知識やスキルを確認できます。また、仲間からの提案やアドバイスを受けることで、新しい知識やアイデアを得ることができます。
合格に向けて学習グループを作ってみましょう。
⑧定期的に復習をする
日々の学習内容を復習することで、情報を長期的に記憶することができます。
間違ったところは次の日に持ち越さず、当日に再度確認することにより強化していきました。
合格時、私の1日のスケジュールは次の通りです。
科目A(午前)試験免除 修了試験が終わったら平日も午後試験にあてていました。
※名称は旧試験
平日
1.朝 教材学習
2.通勤時間 午前試験 基本情報技術者試験ドットコム
3.夜 不正解部分を教材で復習
休日
1.午前 教材学習
2.午後前半 午後試験
3.午後後半 不正解部分を教材で復習
合格率について
3回も落ちたのでちょっと合格率を調べてみました。
ITパスポート試験(情報処理技術者試験) | 50~60% |
基本情報技術者試験 | 20~30% |
応用情報技術者試験 | 20~25% |
データベーススペシャリスト試験 | 15~20% |
ネットワークスペシャリスト試験など | 15~20% |
合格率が全然、基本じゃないですね(笑)
過去5年では基本情報技術者試験の受験者は
以下の人数で推移しています。
受験者数 46,000~55,000人
合格者数 10,000~14,000人
まとめ
・基本情報技術者試験は午前午後とも60点で合格となります。
1.午前免除を取得する。
2.午前試験は正解率80%まで上げる。
得意分野 90%
不得意分野 70%
3.アルゴリズムとプログラム言語は重点的に学習する。
プログラム言語は「Python」がおススメ